降雨の中、総勢約500名が行列に参加。2012年開催の模様をレポート。

会津の秋の恒例行事「会津まつり」。
会津まつり最大のイベント「先人感謝祭・会津藩公行列」が9月23日（日）に開催され、鶴ヶ城や沿道には県内外から16万人（主催者発表）の観客が集まり、行進に声援を送った。

会津まつりは、会津の先人に感謝し、戊辰戦争で亡くなった会津藩士や戦火で犠牲になった方々の慰霊と鎮魂のために行われている。
メインイベントである「会津藩公行列」は、市内の学校や会津ゆかりの土地などから選ばれた総勢約500名が、会津藩の人物を中心に扮装。
鎧や着物に身を纏った行列は、鶴ヶ城を出発して会津若松市内を練り歩く。

旗手がのぼりを掲げ、次々と行列がやってくる。
会津藩の人物を始め、新撰組、斗南藩、白虎隊、娘子隊、薙刀隊、玄武隊などが列をなし、時折パフォーマンスを披露する隊もあり、観客を魅了した。
来年度放映のNHK大河ドラマ「八重の桜」から、特別ゲストとして俳優の国広富之さん、女優の白羽ゆりさんも行列に参加。沿道の声援に手を振って応えた。

本年は残念ながら降雨のため、レインコートの着用で美しい衣装を見ることができなかったが、力強い行進は会津まつりの素晴らしいフィナーレを飾った。

来年は「八重の桜」が放映され、会津まつりはより一層の盛り上がりを見せるだろう。