アジアの自然素材と手仕事を取り入れ新しい和のカタチを提案。

インドシルクの帯地に日本の辻が花染めを組み合わせるなど、アジアの自然素材と伝統的な手仕事を「和」に取り入れ、新しい和のカタチを提案。落ち着いていて温かみのある店内ではアジアの様々な作家と組んで製作したオリジナルの商品が揃えられている。

1Fの小袖屋にはショールやバック、コートなどが並び、2Fの凛では着物や帯など。どれも個性の光るものばかり。

●タイシルクのステッチバック
タイの山岳民族には高度な刺繍文化が今なお継承されている。しかし近代化の流れの中でその伝統は姿を消しつつある。このバックは光沢あるタイシルクに山岳民族の刺繍をミシンステッチで現代に再現したもの。柔らかな肌触りと軽さが特徴。色は黒とピンクの2色で、女性らしいデザインとなっている。

●帯揚ショール
強撚糸を使い手織りされたショールは、しわになりにくくかさばらないので帯揚に使ったり旅行などで持ち運んだりするのに便利。しわ加工になっており、羽織ると伸縮して独特の質感に。色はベージュ・ピンク・ブルーの3色で、さわやかで可愛いらしいショールとなっている。普段のおでかけの時にも活躍してくれそう。

●タイシルクのステッチコート
タイシルク100%のコートは、軽くて保温性があるのが特徴。黒・茶・グレー・ピンク・ベージュの5色を展開。ショールをつけた感じに仕立ててあるので、衿は色々なアレンジを楽しむことができる。和装にも洋装にも。

●籐（とう）のバック
天然素材を使い、1つ1つ熟練の職人が手間隙かけて手作りしたバック。軽くしなやかで堅牢性がある。籐は空気中の湿気を吸い込むので、夏や梅雨の時期でも快適に使用することができる。3色の籐が華やかな涼感を持たせていて、暑い時期にぴったり。

●タイシルクのピンタックショール
シルクの光沢と柔らかな肌触りを生かしたショールは、品のある印象を作り出す。色は黒・紫・ベージュの3色。背から肩にかけてエレガントにまとったり、様々な結び方をすることができ、自分なりの着こなしができる。

商品の追求、しっかりした素材の安心感、本物に対するこだわりから、この店の商品は家庭画報でも人気を集めている。

他のお店ではなかなか出会うことができない”アジアの良さ”をたくさん見つけることができる素敵なお店。元々日本の染織のルーツとなるアジアの手仕事は、懐かしさとそして親しみやすさが感じられる深みのある作品に仕上がっている。お店の中に一歩入れば、その素材の美しさに魅せられ思わず商品に触れてみたくなるだろう。