渋川問屋

七日町を代表する大正浪漫な建物でゆっくり流れる時間を味わう。

福島県会津若松市 渋川問屋

かつて藩政時代に会津の玄関口だった七日町通りで、店を構える渋川問屋。紺色の暖簾をくぐると、まるでそこは大正の時代にタイムスリップしたよう。歴史が漂う店内では、会津の郷土料理が楽しめる食事処と宿泊施設がある。

明治初期から昭和40年代までの老舗大店、海産物問屋として繁栄した建物をすべてそのまま残している。また当時を伝える貴重な建物のための会津若松市歴史的景観指定建造物にも認定された。
歴史漂う座敷や囲炉裏でのんびりとした時間をすごすことができる。

福島県会津若松市 渋川問屋

今回、人気の【祭り御膳】亀コース(3150円)から抜粋して会津の郷土料理を紹介。

– ニシンの山椒漬 –

ニシン鉢にニシンと山椒を交互にいれてお酢で漬け込んだもの。昔のごちそうでもあるニシンを長年、工夫を凝らし培われてきた伝統料理。山椒の香りが高く、味もまさに絶品。もともと雪に閉ざされる山国の冬を乗り切るための保存食であった。

福島県会津若松市 渋川問屋

– こづゆ –

会津若松では正月や冠婚葬祭には絶対にかかせないというこづゆ。お味噌汁のお椀ではなく、写真のような平たい会津漆器のお椀でいただくのが会津流である。野菜やキノコの素材が風味豊かで、透明感がある上品なすまし汁。ホタテの貝柱のダシがこづゆの味の決め手となる。

福島県会津若松市 渋川問屋

– 棒タラ煮 –

よくしみ込んだ味付けに、しっかりとした身の歯ごたえで骨はとろけるように軟らかい。真鱈を干して棒のように硬くなった棒タラを、2、3日水で流しながら戻し、じっくりと骨が軟らかくなるまで時間をかけて甘辛く煮込む。山に囲まれた盆地である会津若松の地域柄、新鮮な魚などは手に入りにくかったのでニシンやタラは乾物にして日持ちさせていた。

福島県会津若松市 渋川問屋

– 会津牛カットステーキ –

かつのて献上牛であった会津塩川牛を使った一品。喜多方と会津の中間にある、塩川町でのびのびと育てられた会津塩川牛は、淡い紅色で表面はみずみずしく、光沢があり繊細にのった脂肪も上品。

渋川問屋

渋川問屋

TEL & FAX
0242-28-4000
住所
会津若松市七日町3-28地図
営業時間
午前11時〜午後9時
駐車場
20台収容可能
URL
http://shibukawadonya.com/

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