会津の郷土玩具 『赤べこ』
可愛らしい動きで人々に愛され続ける 赤べこ
会津には多くの名産品、郷土料理があります。今回ご紹介するのは会津の郷土玩具、「赤べこ」です。
赤べことは、会津地方に伝わる伝統工芸品です。「べこ」とは、方言で牛という意味。
縁起物として多くの人々に親しまれています。
もともとは張子人形で、体色の赤は魔避けの効果があるといわれています。
頭は胴体内に差し込まれる部分と振り子のようになっていて、上下左右に振り子運動を繰り返すその動きが可愛く会津を代表する郷土玩具として人々に親しまれています。
また赤ベコに関する伝説があり、大同2年(807年)柳津町にある円蔵寺の虚空蔵堂を建立する際、
人々が材木を運ぶのに難儀していると、どこからか牛の群れが現れ、材木の運搬を手伝ってくれたそう。重労働で多くの牛が倒れる中、最後まで働いたのが赤色の牛だったと言われています。赤ベコが会津の人々に愛されているいるのはこんな話もあるからなのですね。
平成16年ころから赤べこをモチーフにした「あかべぇ」というキャラクターも誕生しました。
さて、この赤べこ。会津のいたるところで見ることができるんです。
ということで、会津の赤べこ達を見に行きましょう。
場所は、JR会津若松駅前。かわいい赤べこが玄関で迎えてくれます。
平成20年に「会津赤べこ会」から寄贈されました、この赤べこ。なんと音声機能付きです。
ぜひ話しかけてみてくださいね。
赤べこファンにとって熱い!スポット、それが赤ベコ公園です。
若松市から49号線を新潟方面へ行く途中に、赤ベコ公園はあります。
公園には赤べこをモチーフにした大きな遊具が!間近でみると、結構な迫力があります。
公園の水飲み場も赤べこという徹底ぶり。
まさに赤べこファンのための公園といっても過言では有りません。
この他にもまだまだたくさん赤べこがいる会津。
会津へ立ち寄った際は、赤べこ探索!なんてのも楽しいかもしれませんよ。