愛宕神社
愛天地人 直江兼続 縁の愛宕神社
愛宕神社(あたごじんじゃ)は、2009年の大河ドラマ天地人の主人公、直江兼続縁の神社と言われています。
愛宕神社の由来は、昔、会津門田の庄小田の里谷池沼に大蛇が住み、人々を困らせる事が頻発していました。それを49代光仁天皇天応元年参河国からの修験者、玉泉が愛宕山権現を勧請して以来、大蛇による害が無くなった…という伝説からです。
愛宕神社は辰、巳、丑年の守り神で、火伏の神、商売繁盛、学問成就の神でもあります。
本殿内に掲げられている絵馬、「関羽の図」「神馬の図」「祇王祇女の図」「巫女の図」以上の4点が会津若松市の文化財に指定されています。
愛宕神社は、飯盛山と東山温泉を結ぶ「いにしえ夢街道」沿いにあり、200段を超えるの石段を登ったところに本殿があります。
また、前回紹介した新撰組局長、近藤勇の墓がある天寧寺からも近い場所にあります。(近藤勇の墓から山道を歩くと愛宕神社へ行くことが出来ます)
長い階段を上ると、本殿が見えてきます。
近くに松平容保公の胸像もあります。
愛宕神社は寛永10年(1633年)に会津若松市東山町に移されたので、会津松平藩でも保護していました。容保公の胸像があるのも頷けます。
天地人、直江兼続の甲冑のある「愛」の字があることは有名ですが、この「愛」の文字は、愛染明王を表したものであるといわれていたり、愛宕神社を信仰していたため、ともされています。
愛宕神社は、武運の神様で、当時愛宕神社は、兼続の屋敷から300mの場所にあったので、兼続が信仰した神社です。本尊は普賢菩薩です。「愛」の字の兜のほか、慶長5年に最上攻めに使用されたと伝えられている「梵字」の兜の「梵字」は普賢菩薩を表しているそうです。
直江兼続縁の愛宕神社で、戦国時代の空気を感じてみてはいかがでしょうか。