会津葵
和菓子を通して「感動」していただく為に「最高品質の和菓子店」をめざす
日本菓子の伝統は、その味わいのキメの細かさにある。上菓子司會津葵は、江戸時代から会津藩に伝わる料理献立書や茶会記の中から読みとったものを、現代に甦らせ数々の名菓を作る異色の菓子屋だ。
陸のシルクロードと海の交易路に原点を求めて創製したのが南蛮菓子「かすてあん會津葵」。コーヒー・紅茶にも、そして日本茶にも良く合うお菓子で、創意工夫が認められ、1962年科学技術庁長官の表彰を受ける。
東のゆべし西のういろうは、日本の伝統和菓子の代表として既に定評あるところだが、 「葵餅」はこれまでの餅菓子とは一味風合の違う、ソフトでふんわりとして切れのよい感触の生菓子。 上品な黒糖の味に会津産くるみ入りの古くて新しい風味が楽しめる。
ふわっふわでマシュマロの様な柔らかさはなんともたまらない。口に含んだ瞬間、誰もが幸せの表情をみせるだろう。あの食感は決して忘れる事ができない。
縁起菓子・小法師は、小豆餡と白小豆黄身餡を用い、石衣で包んで雪の情緒が表現されている。初市の十日市に並ぶ「起き上がり小法師」は会津三縁起の一つで家族の数より一つ多く買い求めて神棚に供える。
あかべこは、柳津福満虚空蔵尊の石牛伝説にちなんだ会津の代表的な求肥のお菓子。 玄蕎麦、和三盆糖、大納言小豆の極上を使った弊舗独創のもので、 キメのこまかな舌ざわりは雪国会津をイメージされている。
一つひとつていねいに仕上げられたお菓子には、それぞれの物語が。量産できないぶん、深い愛情が込められたお菓子の数々を楽しんでいただきたい。
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