みたてや菓子店

私が「食べたい」と思うケーキしか販売しないんです、本当にケーキが好きだから。

「基本的に自分が “旨い!” と思うものしか店には出さない。店の菓子は30〜40年前から並んでいるものが多いが、このケーキを食べるの飽きたなと自分が思ったらもう店には出さない。だから今店に並んでいるものは、いつ何を食っても旨いんだよ。」と店主。

およそ100年前に猪苗代で開業。当時は洋菓子、パン、饅頭の販売を主とし現在の店主は3代目。洋菓子・和菓子を主に販売している。

エクレア。隠れファンの多いエクレア。定期的に必ず食べたくなる不思議なエクレア。カスタード、生クリーム、生地、生地をコーティングしているチョコレートの4つが絶妙な美味しさを生み出している。少しビターなチョコレートでコーティングされているあたりも絶妙なバランス。

モンブラン。「なぜかお客さまに1番人気があるんだよなぁ」。マロンクリームのベースは白餡。それと裏ごしした栗を入れ、洋酒をうまく使ってる。懐かしさを感じるモンブラン。その懐かしさがモンブランを身近に感じさせるのではないだろうか。

カマンベールチーズケーキ。「俺チーズ好きなんだよなぁ。チーズを使ってケーキを作りたいなぁ。」そんな考えから生まれたカマンベールチーズケーキ。頭にあるレシピ通りに作ってみたところすごく旨い想像通りのものがほぼ1度目で完成。発売直後にリピーターさんがつくほどのケーキに。店主が1番愛着を感じているケーキだそうだ。

サバラン。オーナーが修行時代から「旨いなー」と思ってちょくちょく食べていた思い出に残っているケーキの1つ。あんずじゃむを合わせている。最近は、砂糖を減らし、ラム酒を多く使い、その分アルコールをかなりとばす、と時代と共に少しずつリニューアルが加わっている。

シュークリーム。「パリパリ生地はあまり好きじゃないんだよね。皮はモヤッとした方が断然うまい。」と、オーナー。カスタードと生クリームの2種類。カスタードシューは、作ってから少し時間を置いた方が味がなじんで断然美味しい。シュー生地はフレッシュバターのみを使っている為、生地のバターの香りとカスタードの味をなじませる為に少し時間をおく事により、絶妙な楽しさが味わえる。

生クリームシュー。生クリームは口の中でサッととけてしまう。カスタードを下に敷く事によって生地との違和感を感じず、バランスが取れるため生クリームが引き立つ。カスタードクリームの美味しさを左右するバニラ。バニラには特にこだわりを持っている。

三色ロール。少し昔のこと「60円で売っている饅頭と同じ値段で、子供も食べれる洋菓子を作る事はできないだろうか?」と考え、誕生したのがこのロールケーキ。ココア、コーヒー、パイナップルで誕生したこのロールケーキも、苺、チーズ、抹茶が加わり現在は6種類各110円。

お店に並んでいる菓子は全てオーナー1人で作り、毎日食べる。「とにかく菓子作りが好き、食べるのも好き。思いつきを大切に菓子作りをしてきたし、それはこれからも変わらない。お菓子はお客様へ “こんなに美味しいのがあるんですよ” という自分のメッセージ。だからこそ、宣伝に広告費をかけるなら、材料にその分を費やしお客様に還元する。」

そんなオーナーの思いが口コミでお客様にきちんと伝わり、そのメッセージが込められた菓子を求めてお客様が通い詰める。長年愛される理由は、時代と共に少しずつ変化するお客様の嗜好を敏感に察知し、ケーキも変化させているからに違いない。

みたてや菓子店

TEL
0242-22-1736
住所
福島県会津若松市上町8-4 地図
営業時間
8:30〜19:00
定休日
日曜日
駐車場
有り(店向い)
その他
似顔絵を描くデコレーションケーキもオーダー可、3日前までのご予約が必要となり写真持参となります。

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