「今年もまた会津の美味しい桃を待ってるよ！」という購入者の存在が1番の励み。

安心して食べられるものとは何なのかと常に考えて、モミ殻堆肥を使った有機栽培をし、桃、柿、梅、米、林檎を育てている。

「”安全です” と口で言うのは簡単だが、どうしたら消費者の方々にわかっていただけるかと思い、はじめたのが郵便局の審査登録です。郵便局の審査はとても厳しく認可をもらうのに2年もかかりました。防除基準による農薬の伝票、肥料のチェック、現地指導等、調査が毎年行われいます。これらの厳しいチェックをクリアしたものなので堂々と消費者の方々に「安全です」と言えるようになりました。ゆうパックでは桃の販売等を行っています。」と上野さん。
今年も間もなく、桃の季節がやってくる。

安全な桃を作るためコンフューザー・虫捕獲器・袋かけ・草刈を徹底。桃には減農薬とモミ殻堆肥を投入して有機栽培を行っている。（病害虫防除基準は福島県農林事務所農業普及部の基準に基づいて実施）

[コンフューザー] 害虫の交尾を防ぐもので、雌のにおいを出すもの。これをやると虫の交尾を少なくして虫を発生しづらくできる。

[虫捕獲器] 木に虫の好きなにおいがする液体を入れたペットボトルを置いて虫をそのペットボトルの中に閉じ込める。

[袋かけ] 桃が大きくなる前に実に袋をかける。これが結構な重労働だが桃を害虫から守るためにとても大切な作業となる。

[草刈の徹底] 草が多いと土の養分を草がとってしまったり、虫も発生する為、桃にとって少しでも良い環境を作るために徹底する。

●早生種（食べ頃：7月25日頃）
山梨県八幡町で発見された白鳳の枝変わり品種。果肉は柔らかく汁が多いのが特徴。上品な甘味がある。

●中生種（食べ頃：8月10日頃）
あかつきの概観は赤く、美しい。果肉も緻密で甘さもしっかりしている。 甘さがしっかりしているため硬くても美味しく食べられる。少し置いて柔らかくなったものも、また美味。

●晩生種（食べ頃：8月18日頃）
川中島白桃は長野県川中島で生まれた桃。皮は真っ赤で果肉は白く上品な口当たり。

生産者にとっては「今年もまた会津の美味しい桃を待ってるよ！」という購入者の存在が何よりも活力に繋がり、励みになる。今年はだれに贈ろうか。